ふぇぶろぐ!

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PC・モバイルガジェットの紹介、日々のなんでもないことをつらつらと書き綴るブログ。

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Xperia XZ3を見たXperiaファンが思ったこと。

 

エッジ付き有機ELディスプレイに、サイド部を利用して次に使うアプリを選べる「サイドセンス」機能。...あれ、これってどこかで聞いたことが。

 

SONYは8月30日20時、IFA 2018のプレスカンファレンスにて、最新のフラッグシップスマートフォンとなる「Xperia XZ3」を発表しました。

 

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評価が芳しくなかったXZ2でのイメージを一新させるものとして期待されていたXZ3。

そんなXZ3を見て思ったことを、書き綴っていきたいと思います。

※いちXperiaファンの意見ですが、どうか最後までご覧になっていただけると幸いです。

 

相変わらずの極太ベゼル

 

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ベゼルレスデザインも各社が取り入れ、議論が「どのようにノッチを消すか」にシフトしている中、Xperiaシリーズは依然として極太のベゼルを維持し続けている。

これではどうしても「2018年のフラッグシップモデル」には見えない。

更に言えばXZ3は、Galaxyシリーズと同じようなエッジディスプレイを搭載している。

Sシリーズの最新モデル。Galaxy S9と比較しても、ベゼル幅の差は歴然だ。

XZ2でも散々言われていたベゼルの太さ。勿論ベゼルがあってはいけない、というわけではないが、もうすこし細くすることできなかったのか、と思ってしまう。

 

スリムになった"ランチパック"

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XZ1までの"ループサーフェスデザイン"を捨て、新たに"アンビエントフロー"を採用したXperia XZ2。

アンビエントフローデザインの美醜は置いておくとして、問題は厚さ・重さだ。XZ2より約2mm薄く、5g軽くなったXZ3だが、相変わらずの"ランチパック"だ。

参考までに他機種の数値と比較すると

Xperia XZ3 193g・9.9mm

Xperia XZ1 156g・7.4~8.1mm

iPhone X     174g・7.7mm

・Galaxy S9   161g・8.5mm

と、どれもXZ3より軽く、そして薄い。中央部にカメラ・指紋認証を搭載したため分厚くなってしまうのは仕方がないが、重量が200g前後ととても重たい。

スリムになったとは言え少しだけで、重量はXZ1より37gも重いとあっては、XZ2からの改善を期待していた私にとってとてもがっかりだ。

 

AIカメラやは、そんなに魅力的じゃない

 Xperia XZ3のカメラには、「ポケットなどから本体を取り出して横に向けると、自動的にカメラアプリが起動する」という機能が搭載されている。

 これにはディープラーニングというAIの一種が利用されているとのことだ。

他にもエッジディスプレイを活かし、サイドをタップしてシャッターが切れるといった機能、ハイエンドXperiaとしては初めてとなるポートレートモードなどが搭載されている。

カメラ自体の性能はXZ2と同等の1920万画素だが、こういったソフトウェア面での強化により、使い勝手の向上が見込まれる。

だが、未だにシングルカメラであることが引っかかる。

4KHDR撮影、1080p 960fpsのスローモーション対応の高性能なカメラを搭載してはいるが、消費者はカメラのスペックではなくデュアルレンズか否かを見る。安価なスマートフォン(P20 lite等)までもがデュアルレンズを搭載している現在、10万円程度するハイエンドスマホがシングルカメラでは大衆の気を引くことはできないだろう。

 

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ダイナミックバイブレーションシステムについてもそうだ。

これは映像・音楽に合わせて端末内のモータが振動し、触覚フィードバックを与え、より没入感を高めてくれるというものだが、ここまで音に拘っておきながら何故イヤホン端子を廃止したのか、という疑問が残る。

この機能はとても良いものだろう。しかしこれは消費者が「欲しい」と思えるものではなく、イヤホン端子の「代わりの機能」に過ぎない。

 

エッジもサイドセンスも他メーカーの「後追い」

Xperiaにはずっと、"SONYらしさ"があった。Xperia Arcの弧状デザインや、Zのオムニバランスデザインなどがそうだ。

しかし最近のXperiaには、SONYらしさが見られないどころか、他メーカーの後追いをすることが多くなったように感じられる。

XZ2ででやっと搭載した18:9ディスプレイ、それにXZ3のエッジディスプレイとサイドセンス(Side sense)だ。

エッジディスプレイは先述したようにGalaxyシリーズにも搭載されているものだ。パクリとまでは言わないが、Galaxyに酷似していることは間違いない。

 

XZ3で新たに追加された機能「サイドセンス」についてSONYのサイトにはこのような記載がある。

 縦長の大画面をよりストレスなく操作できるインテリジェントなユーザーインターフェイス(UI)「サイドセンス」を新たに搭載します。画面の左右端をダブルタップすると、触れた位置にアプリのランチャーを表示。時間や場所、使用頻度などユーザーのライフスタイルに合わせて次に使うアプリをAIが賢く予測し、的確なアプリアイコンやクイック設定項目が配置されます。持つ手の位置を動かすことなく、アプリ起動やカメラ撮影などの操作が可能です。

    出典:Sony Japan | ニュースリリース | IFA 2018出展について

だがこれも、HTC U12+等に搭載されている「エッジセンス」の後追いだ。

 エッジセンス(Edge Sense)では、操作部こそ違えどサイドセンスと同じようなカメラの操作、「Edge Launcher」では、アプリのショートカット、Wi-Fi-等の簡易設定を表示させることが出来る。

エッジセンスでは音楽・動画の再生/停止、アプリケーションのクイック起動などXperia XZ3には出来ない動作も行える。

 

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左:HTCのEdge Sense(Edge Launcher) 右:SONYのSide Sense

エッジディスプレイとサイドセンス。

どちらも他メーカーの後追いだが、前者はベゼルが太く、後者は機能が少ない。後追いなどせず、SONYらしさを追求してほしかったのは言うまでもないが、後追いをするにしろもう少し改良の余地があったのではないかと思う。

 

 RAM4GBはいつまで続く

XZsで4GBに増量となってから1年半。格安スマホも4GBを積み、中国メーカーのミッドレンジは6GBや8GBがの機種も多い。

もちろん、前機種であるXZ2のメモリも4GBだ。(海外版は6GBもあるが)

もちろん4GBでも十分だが、6.0インチと大画面化したこのタイミングで6GBを標準としても良かったのではないかと思う。

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Amazonで販売されているXperia XZ2 6GBモデル(H8296)

 

まとめ

Xperiaは上半期に発表した端末を改良し、下半期にメインとして登場させるという販売戦略を採っているため、XZ2に似たデザインの端末が登場することは予想していましたが、あまり期待通りと言えるものではありませんでした。

 

もちろんXZ2から進化・改良されている点はありますが、それでも不満は残ります。

カメラは相変わらずのシングルで画素数等も変化なし、上下ベゼルも太いまま。

2mm薄く、5g軽くなったといっても依然としてランチパックであることに変わりはありません。目新しいものといえば有機ELディスプレイですが、有機ELにそこまでの魅力は感じられません。

これで値段が安くなっていれば文句は無いのですが、XZ2の800ドル程から900ドル程へと値上がりしています(海外版)。

SONYにはもう少し、ユーザーの声に耳を傾け、それをしっかりと製品づくりに生かしてほしいと思います。

 

来年のMWC 2019ではXperia XZ4が発表されることと思いますが、そのときには是非ともSONYの本気を見せてほしいものです。