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こんにちは、青葉みつです。
私には夢があります。それは、オタク文化で世界を平和にすること。
これだけでは大げさで、無謀で、烏滸がましいキモオタの妄想にすぎませんよね。
実際、少し前までは私もそう思っていました。
でも、不可能なんかじゃないかもしれません。
先日、二つの大きなイベントが開かれました。一つは米国・ロサンゼルスで開催された"Anime Expo"。主にアニメなどの二次元文化について扱う、北米最大のアニメ・コンベンションです。
もう一つはパリの"Japan Expo"。伝統文化からポップカルチャーまでを網羅する、あらゆる日本文化の総合博覧会です。
存在自体は少し前から知っていました。でも、今年開催された両Expoのレポート動画を見て、イメージが180°変わりました。
↑は特殊な例だけどね!
これはいけるかもしれない。
彼ら海外オタクはもはや日本人以上に日本文化を愛しているんです。それこそ"weeb"(日本オタク)なんて言葉が生まれるくらいに。
もちろん、日本にも"欧米かぶれ"という言葉があるように舶来文化を好む人は大勢います。でも、彼らは熱意が違います。本気度が違います。
例えば、語学。アニメで日本語を覚えたという外国人は珍しくありません。むしろ、それ以外のルートを辿ってきた人は不思議がられるくらいです。
例えば、VTuberの記念広告。台湾や香港などでは、誕生日や周年記念日が近づくと、それを祝う駅広告やラッピングバスが街を彩ります。これらはもちろんファンが自主的に企画したもの。近年では日本国内でも見かけるようになりましたが、元々は海外ファンが始めた文化です。
台湾に至っては、日本よりも二次元イラストが街に溢れていますよね。
羨ましいなぁ!
source:https://www.reddit.com/r/Hololive/comments/tjfzor/hong_kong_hoshiyomi_crowdfunded_a_suisei_themed/
VRchatでは日本人だと判ると、すぐに沢山の日本好き外国人が話しかけてきます。それこそ、日本人プレイヤーが迷惑するほどに。
今や"日本ではオタクが迫害されている!"などと声高に叫ぶ人はいません。給食の時間にはボカロ曲が流れ、図書室ではラノベがおすすめされ、美術部はアニメの二次創作作品を展示する時代です。
ですが海外オタクは、まだまだ飢えています。オタクが抑圧されていた時代の日本人オタクのようにもがいています。辛い現実の中、それを忘れさせてくれる新たなコンテンツの供給を渇望しているのです。
一見自由に見える欧米諸国でも、オタクへの抑圧はまだまだあります。
ぼっちや陰キャに対する視線は日本以上に冷たく、治安、政治、宗教、格差など社会不安は尽きません。
だからこそ彼らは本気になるのです。本気で自分たちの居場所を守ろうとするのです。そしてその気概が、その熱意が新たな文化を生み出すのです。
その熱意が結晶となって現れているのが、海外クリエイターの躍進です。
中でも顕著なのがVTuber市場。
現在、世界最多のチャンネル登録者数を誇るVTuberはアメリカ人のがうる・ぐらさん。男性VTuberトップはインドネシア人の猫町アケミさんです。
ぐらさんが所属するhololive Englishは日本企業が運営するVTuberグループですが、アケミさんが所属するAKA Virtualは本社こそ東京にあるものの、社長は外国人です。
また、モバイルゲーム市場でも同様のことが起こっています。雀魂やブルーアーカイブなどアニメ調のゲームを運営するYostarは、秋葉原に本社を構える中国企業です。
彼らは日本産コンテンツを、日本を研究し、日本風の作品を自分たちで作ることに心血を注いでいます。
たとえ明日急に日本列島が消滅したとしても、オタク文化が滅びることはないでしょう。それだけオタクの精神が世界に広まっているということです。
ここまでは世界規模のマクロな視点でオタク文化見てきましたが、もっと身近な、ミクロな視点で見ても同じことが言えます。
私は自身で描いたイラストをPixivというSNSサイトに投稿しています。現在1.5万人ほどのフォロワーがいますが、その殆どは外国人です。
イラストをTwitter(X)に投稿しても、このように英語のリプライが飛んできます。
彼らはオタクである前に、意思を持った一人の人間です。その中にはもちろん、平和や秩序を乱す思想の持ち主もいるでしょう。人間が複数人集まれば、意見が対立することも日常です。
しかし、二次元コンテンツにはそれらの対立を緩和する、緩衝材のような機能があると私は思います。
「〇〇のファンに悪い人はいない」、そんな世界が訪れることを願ってやみません。
誰もが現実を直視せず、二次元コンテンツのことばかり考える世界・全人類現実逃避社会が完成したとき、真の平和が訪れることでしょう。
一人の日本ニキの戯言でした。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた次回!