こんにちは、青葉みつです。
ようやくメインマシンをApple Siliconへ移行させることができました!
前回の記事ではCore i9な16インチMacBook Proが壊れ、代替機種を検討していることを書きましたが、最終的に私が選んだのがこちら。
MacBook Pro(14インチ,2021)。Apple Siliconの登場以降、大幅なモデルチェンジが行われた最初のモデルです。
ベンチマーク結果など詳しい紹介は別記事にとっておくとして、今回はこの機種を選んだ理由や簡単な使用感などを紹介します。
14インチMacBook Proを選んだ理由
直接のきっかけとなったのはこれまで使用していたMacBook Pro(16インチ,2019)が故障したことですが、それ以前から買い換えは検討していました。
主な理由は下記の4つ。
・ファンの音がうるさいから
・Core i9を搭載しているため、発熱がひどいから
・16インチでは大きすぎて気軽に持ち出せないから
・バッテリー持続時間が短いから
MacBook Pro(16インチ,2019)自体も使用期間は3ヶ月程度と長くはありませんが、夏になって特に1・2番目の欠点が目立つようになったため買い替えを決めました。
その際、候補として考えていたのは以下の3機種。
・M2 MacBook Air 13インチ(中古10万円〜)
・Surface Laptop Studio(中古8万円〜)
・MacBook Pro(14インチ,2021)(中古15万円〜)
最新機種であるM3 MacBook Air/Proは高額すぎるため、またデスクトップPCは私の使用方法に合わないためそれぞれ選択肢からは除外していますよ。
予算を10万円程度に設定していたため、はじめ有力候補だったのがM2 Air。M1 Airを使ってみて非Pro・MaxチップでもCPU性能に不満を感じなかったこと、小型軽量で気軽に持ち出せることから第一候補となりました。
しかし、私は重大なことを失念していました。それはM2 Airのメモリがデフォルトでは8GBしかないということです。
M1 AirでAppleの「Macの8GBメモリは他社の16GBメモリに相当する」という主張が欺瞞であることに気がついたあとでは、8GBモデルなど選べるはずがありません。
当然16GB以上のモデルを探すわけですが、それらは中古市場に出回っている数が少ない上に値段も14万円程度と高額。
14万円というのは、もう少しでProに手が届くお値段です。
Proならば16GBメモリ・512GBストレージがデフォルトな上、より高性能なM1 Proチップと120Hz対応のHDRディスプレイもおまけでついてきます。
以上のような流れで、候補は自然と1つに絞られました。
Surface Laptop Studioについては、液タブの代わりにするには物足りない性能であったこと、Windows11が好きではないことなどから今回は見送りました。
79,800円と相場より大分安いのに全く売れてない...誰か買ってあげて!
購入した14インチMacBook Proについて
こちらが今回選んだ14インチMacBook Pro。吊るしとして2種類販売されていたうちの上位にあたる構成のモデルで、スペックはこんな感じ。
・CPU:10コアM1 Pro
・GPU:16コア
・メモリ:16GB
・ストレージ:1TB
・キーボード:JIS(日本語配列)
・カラー:スペースグレイ
価格は某大手中古PC店にて約12万円。私史上最高額となるPCです。
本当はUSキーボードが良かったけど、安いから仕方ない。
中古相場が下位モデルでも15万円〜ということを考えればとてもお買い得でした。安い分ACアダプターなどは付属していませんでしたが、これまでと同様にUSB-C機器が使用できるため問題なし。
外観も少し傷があるものの概ね綺麗。何より驚いたのはバッテリーの状態です。
なんと充放電回数22回・最大容量100%とほとんど使われていない個体でした。
さらに良いことに、Appleのサイトで保証状況を確認するとなんとApple Care+が2025年12月まで残っていました。
これは大当たり!
中古とはいえ12万円もするPCなので少し躊躇っていましたが、これならば気軽に持ち出すことができそうですね。
14インチMacBook Proを数日間使った感想とか
しばらく使用してみないとなんとも言えない部分もありますが、ここでは数日間軽く使ってみた感想を書いておきます。
いいところ
・デザインがかっこいい
発表当初は賛否両論が巻き起こった(?)筐体デザインですが、私はこの角張ったボディをとても気に入っています。
特にフラットな天板と大きくなったりんごマークが最高。周囲が黒く塗られたキーボードも、底面に彫られたMacBook Proの文字もとてもスタイリッシュでかっこいいと感じました。
Mac以外でもiPhoneなら12以降、Xperiaなら1II以降のモデルのようなカクカクしたデザインが大好物だからね!
PCは所詮道具...ではあるものの、毎日使う道具だからこそ好きなデザインのものを選びたいと思っています。性能や使い心地も勿論重要ですが、良いデザインの製品はそれだけでテンションが上がりますからね。
絵を描く者として、デザインに妥協はできないからね。
絵を描く者って...今年何枚描いたんですか?
...まぁそこは、ね?
・14インチとはいえそれほど大きく(重く)はない
まず手に取ってみて感じたのは、意外と小さいということ。14インチということで過去販売されていた13インチモデルよりもそれなりにサイズアップしていると予想していましたが、その差はわずか。
2017年モデル比で約230g増加した重量もそれほど気になりませんでした。
これまで16インチモデルを使用していたというのもあるかも?
・ディスプレイがめっちゃ綺麗
14インチMacBook Proを手に入れて、何より感動したのがディスプレイの綺麗さ。普段は外部ディスプレイに接続して使うため内蔵ディスプレイの性能はあまり重要視していませんでしたが、その綺麗さは意味もなくHDRデモ動画を再生したくなるほどです。
120Hzと60Hzの差は...正直わがんない。
イマイチなところ
・意外と発熱する
M1 Proチップの処理性能は、発売から3年近く経過した2024年現在でも快適そのもの。これまで使用していたIntel Macと比較すると、ちょっとしたブラウジングですら体感でも十分な差が感じられます。
ただしその分消費電力も大きいようで、高負荷状態でしばらく使っているとそれなりに発熱します。とはいえIntel Macと比べれば微々たるものですし、ファンも回らないのでそこまで不快に感じることはないでしょう。
負荷をかけてもファンが全く回転しないから、壊れてるのかと思ったくらいだよ。
・スリープ解除に一手間かかる
これまで使用していたTouch Bar付きのMacでは、Touch IDセンサーに指をかざすだけで画面が点灯し、そのままロックを解除することができました。
しかし、この14インチMacBook ProではTouch IDセンサーを押し込むか又は他のキーを押下しないと画面が点灯しません。
おそらくApple T2チップ(Touch Bar用のコントロールチップ)の有無によってこのような差が生まれているものと思われますが、指をかざすだけでスリープ解除ができないというのは地味に不便な点です。
・やはりノッチは邪魔
各所で言われている通り、画面上部の大きなノッチは邪魔に感じます。
ノッチの存在自体は否定しませんが、問題はソフトウェアの処理。メニューバー下部とノッチの間に数ミリの差があるため、アプリウィンドウを開いた時に違和感が生じてしまいます。
擬似解像度を拡大して使用した場合にはメニューバーの太さは変わらず文字サイズだけが変更されるためさらに不自然に。
メニューバーを黒くするアプリを入れて対処することもできますが、仮想デスクトップ切り替え時の追従が遅かったり、スリープ解除時に動作しない場合があるなど不具合も多いため完璧な回避策とは言い難いです。
メニューバーを黒くする機能はmacOSに標準搭載してほしかった...
・トラックパッドは13インチモデルより小さい
並べて比較しないとわからない点ではありますが、14インチMacBoook Proのトラックパッドは13インチモデルよりも小さいです。
その差は縦横約5mmずつとそれほど大きくはありませんが、これまでモデルチェンジの度に拡大を続けていたトラックパッドが小さくなったというのは少しだけ気になるところです。
まとめ:最高の相棒になりそう
というわけで、念願の14インチMacBook Proを手に入れることができました。
ノッチや発熱など多少気になる部分はあるものの、私の理想に近いMacを格安で(しかもApple Care+付きで)購入できたので大満足です。
これから数年間は頑張ってもらうよ!
余談
13インチ2020→16インチ2019→14インチ2021と乗り換えてきましたけど、どれもスペースグレーなんですね。シルバーは選ばないんですか?
いやね、ほんとはシルバーがいいんだよ?スペースグレーは経年劣化で褪色するし、ステッカーやスキンシールを貼ると痕が残るし、ポートの周りについた傷は目立つしで全然いいことないんだから!
けどシルバーの中古品は全然出回ってないの!あったとしても高いの!!
だからみんな、Macを買うときはシルバーを選ぼうね!!!
最後までご覧いただきありがとうございました!
ではまた次回!