こんにちは、青葉みつです。
上の画像はXPPenの"innovator 16"というモデルです。
15.6インチの画面やダイヤル、8つのショートカットボタンを備えながら厚さはなんと9mm。スタイリッシュなボディのおかげで楽に取り回しができ持ち運びにも便利なモデルなのですが、その代償なのか画面表示に関する不具合が数多く報告されているようです。
今回はそんな薄型軽量液タブをジャンク5000円で手に入れたので、修理に挑戦してみたいと思います。
状態・動作確認
ジャンク理由は、"PCに接続すると認識はするが、画面が表示されない"というもの。
修理できなくても、最悪大画面の板タブとして使えばいいやという軽い気持ちで購入しました。
Macに接続してみましたが、説明通り画面は表示されません。XP-PENのソフトでは認識されているので、ケーブルの断線ではなさそうです。
考えられる原因としては、内部配線の接触不良かな?
分解
状態が確認できたので、早速分解していきます。
まずはUSB-C端子の差し込み口からヘラを差し込んで捻ります。
この際、一段深くなっているUSB-Cコネクタ内部までヘラを差し込んでしまうと端子が破損するので、注意が必要です。
パチパチと音がしてツメが外れ、隙間ができました。
続いて、外周のツメも外して行きます。下側にはケーブル等は通っていないので、多少力を加えても大丈夫です。
裏蓋が外れました。
内部にはベッタリと指紋がつけられていました...
まあ、中国製だからね...
左側の緑色の基盤と液晶パネルは4本のフラットケーブルで接続されていますが、問題の映像ケーブルは左下の赤丸部分にあります。
ピンセット等で慎重に黒いシールを剥がしていきます。
ZTと書かれたフラットケーブルが姿を現しました。
一度抜いてから差し直して、再度PCに接続してみます。
映った!
ペンもしっかりと認識されていますね。
修理成功です。
まとめ
結果的には単純なケーブルの接触不良だったようで、いとも簡単に直ってしまいました。
とはいえ再度接触不良が起こる可能性もあるため、グルーガン等で固定してしまった方が良いかもしれませんね。
注意事項としては、プラスチック部分に多少傷が付いてしまうことくらいでしょうか。
スマホ修理用のツールキットなどを使用すれば傷をつけずに修理できるかもしれません。
今回修理したのは"innovator 16"ですが、後継の"Artist Pro 16"も同じ筐体のため、同一の手順で修理できるかと思います。
修理の際はくれぐれも自己責任でお願いします。
当記事が少しでもお役に立てたならば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた次回!